ITmediaによれば、KDDIが11月下旬から、1曲まるまるダウンロードできる、着うた配信サービスを開始する。対象の携帯電話は1X WINのみで、約1万曲を用意するという。1曲数百円とのこと。気になるのはバッテリーの持ちだが、イヤホン再生なら9時間程度というから実用に堪えるだろう。もちろん電話として使うのであれば、音楽再生は1日に連続1時間くらいにおさめないといざというときに電話として使えないリスクを持っているわけだが。
au側は、ケータイは音楽をネットからダイレクトにダウンロードできるので、PC/Mac経由で取り込む必要があるMP3プレーヤーに比べて、より普及する要素があるという。
現時点ではバッテリの(実質上の)持続時間や、音質面ではiPodに代表されるMP3プレーヤーに軍配が上がると思うし、何より大量に音楽を持ち運べる”ジュークボックス”機能において、ケータイは太刀打ちできない。つまり、いつでも新曲を直接ダウンロードできるという簡便性と、大量に音楽を持ち運べるという利便性の勝負となっていると考えるのである。
ただ、ケータイがHDDを搭載すれば劣勢は一気に挽回できるし、逆に(僕が切望する)iPod+通信機能=アップル製HDD搭載ケータイができれば、ゲームのルールそのものが変わるだろう。
iPodは現状、どうやら音楽に引き続き、写真・画像のビューワー機能を搭載する方向らしいが、ケータイがライバルとして名乗りを上げてきたことにより、また別の進化を遂げる可能性が一気に高まったように思う。
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